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北海道の鱒と野の花

釣り竿とは一方に釣り針を、もう一方の端に馬鹿者をつけた棒である

アライグマ(洗熊)  

アライグマは北米原産の動物であるが、テレビアニメーション番組の放映もあり、ペットとして日本に輸入されて以降、これらのアライグマが逃げ出したり捨てられたりしたことが野生化の原因になっています
北海道におけるアライグマの最初の野生化は、昭和54年(1979年)に恵庭市内において飼育されていた10頭程度のアライグマが逃亡し、酪農地帯に定着したのが始まりと言われています ~北海道環境衛生部~

今では全道各地に生息し、昨年度の農業被害は1億2千万円にもなるようです
また、野鳥の繁殖地の消滅や絶滅のおそれがある動物の捕食が確認されているとのこと

可愛いんだけど特定外来生物です
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とても力が強く木登りは得意なようです
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動物園だけで飼育されればよかったのにね
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農業被害や野鳥捕食だけでなく、ニホンザリガニやエゾサンショウウオなど在来種の捕食被害もあるようです
また、生活圏が重なる在来のエゾタヌキへの影響も危惧されます
春先の釣りに行く途中、郊外の道路でエゾタヌキが交通事故で倒れている姿をよく見かけます
しかし、アライグマが事故にあった姿を見たことがないのはどうしてでしょう・・・

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