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北海道の鱒と野の花

釣り竿とは一方に釣り針を、もう一方の端に馬鹿者をつけた棒である

マガモ(真鴨)  

カモ目 カモ科 全長59cm
英名 Mallard
英名のマラードは、フライフィッシングをするようになり覚えた英語です
ずいぶん前の事ですが

今月の初旬、公園に訪れる人達の視線を釘付けにしていました

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全員無事に独り立ちできていればいいね ^^

数はそこそこ多かった  

何年か前まで、40~50cmクラスが必ず出てきた川
この2~3年は30cmを超える魚を見たことがない
おまけに、パンクしたり、転んでウエーダーを破いたり、ウルシにかぶれたりと相性が悪いのだが
そろそろ過去の栄光が蘇るのではないかと、年に一度は足が向いてしまう

やはり・・・これでもいいほうのサイズ
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案外、ドライにはシビアな反応
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この色合い、ニンフを沈めた深みから出たもの
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昨年から姿を見るようになったヤマメ
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シロバナニガナが岩の上に咲いていた
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今回入った区間は、魚の数はそこそこ多かった
2年もすれば、中型サイズが中心になるような気もするのだが・・・

オオアカゲラ(大赤啄木鳥)  

キツツキ目 キツツキ科 体長28cm
英名 White-backed Woodpecker

北海道のものは亜種でエゾオオアカゲラと分類されるようです
アカゲラに似ていますが、名前の通りやや大きめです
胸からお腹にかけての黒い縦斑と、お尻にかけての赤味が薄いことで判別できます
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メスには頭の赤い毛がありません
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背中の模様もアカゲラと違っているのと、くちばしも大きいですね
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クルマバソウ(車葉草)
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葉の様子を牛車の車輪に見立てたとのこと

オオアカゲラのオスは、なかなか出てきてくれません

お土産付きの渓  

先日は札幌市内にヒクマが出没し人を襲うという事件がありました
しかも、まさかの山続きでもない東区とは驚きです
少し前から北区で目撃されていましたので、2~3週は市街地にいたことになります
昨年は南区の住宅の中を、玄関先や庭を悠々とかっ歩する姿を思い出します

ヒグマは基本的に、人間を避ける動物であると言われていますが
熊撃退スプレーの購入を真剣に考えねばなりません

この日、小さいけれどキレイな魚が出て、初夏の花も咲き出し、気持ちのよい日でした
そして、食べ頃のタモギ茸も収穫できたのでした

黒点がびっしり散りばめられたニジマス、一回り大きければ満点だけど・・・
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タツナミソウ
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ムシトリナデシコとモンシロチョウ
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幸せの黄色いキノコ、タモギ茸
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キレイな魚と花だけでなく、キノコのお土産までついた一日でありました

コサメビタキ(小鮫鶲)  

スズメ目 ヒタキ科 体長13cm
英名 Asian Brown Flycatcher

この鳥もまた、名前がフライキャッチャーです ^^
キビタキの雌などと似ているけれど
眼の周りの白いリングが、くちばしまで延びていることで判別

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地味な色合いでも、つぶらな瞳が愛くるしいね

岩魚の流域  

石狩川の支流の支流、下流域にはニジマスもいるが
中流から上は岩魚だけの流域
数年前までは盛夏だけの釣行でも、それでもそこそこに楽しめた
最近はこの時期なのに、かなりシビアな状況
小さいサイズが4~5回フライを見に来ただけで、半ば諦めかけていたけれど・・・
内径30cmのランディングネットにちょうどいいサイズ27cm
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見栄えのする魚体は、数が多くない証しかも
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タニウツギ、清流を華やかに縁取る花
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名前の分からない黄色い花(カタバミより少し大きい)
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それなりの一匹が出れば満足の今日この頃
この時期は花もきれいだしね

キジバト(雉鳩)  

ハト目 ハト科 体長33cm
英名 Oriental Turtle Dove
北海道ではほとんど越冬しないようで、夏鳥とのことです

若い頃、支笏湖の林道を車で行くと、驚いて飛び立つ姿をよく見たものでした
その頃は魚釣りオンリーだったなあ・・・
今思えば、その鳴き声「デデーポッポー」はフクロウのものだとばかり思っていた
先月、久し振りに観察できて、懐かしい思いになります

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フデリンドウ
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陽が当ると開く花で、先月20日に西岡公園で見つけたもの
小さくて可愛い花

最後に54cm  

2021/6/10(木)の釣り
例年だと5月の末に一度は行く尻別川、今年は雨による増水のため遅くなってしまった
満を持しての釣行だが、ずいぶんと反応が薄い
岸辺の柳の木をゆすると、パタパタとヒゲナガが飛び出すのだが・・・
たまには水中からのハッチもあるけれど、水面も流れの中も静かに水が通っていくだけ

ようやくの一匹は30cmあるかないか
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10kmほど離れた場所へ移動するも、2台の車が止まっていてさらに移動する
ここでも同じようなサイズが2匹出ただけで、その気にさせるような気配はなかったけれど
50mくらいの流れを最後の3往復目、アタリを感じると同時に一気に下流に走ってジャンプした54cm
黒点が多く、胸ビレにも唇にもある好みのタイプ
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やや増水した瀬の中、久し振りにシビレるファイトを味わったのでした ^^

ヒメヘビイチゴ
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釣り場でも鳥を撮る場所でも、少し湿った所に咲いている花

ヤマゲラ(山啄木鳥)  

キツツキ目 キツツキ科 体長30cm
英名 Grey-headed Woodpecker

北海道だけに生息するキツツキです
本州のアオゲラとはお腹の模様や、オスにある頭の赤い毛に違いがあります
この日、独特の鳴き声を頼りに居場所にたどり着きました
雄には前頭部に赤い毛がありますが雌にはありません

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地面も掘って餌を食べます
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同じ日(5/20)のフデリンドウ
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活性の高い日 ②  

活性が高いだけでなく、釣り人の痕跡が少ない流域に当った日
しかし最近は5~6匹も釣れると大満足だ
この日最大の40サイズ、一番ロッドには十分過ぎる大きさ
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上の3枚はいつものカメラ、絞り値を変えただけで撮影設定はノーマル
下の2枚は花を撮るための仕様、色が鮮やかになるような撮影設定
60mm換算なので少し離れないと全身を写せないのが難点

今度、いつものカメラとレンズで、撮影モードを変えてみよう ^^

活性の高い日  

この日はカメラを2台持っての釣り
いつものプラス、ルミックス G MACRO 30mm/ F2.8 ASPHを装着した一台
小さな花が好きなので、それを撮りたくて購入したのだが、これは買って正解だった
明るい描写力に満足です
一時期はフルサイズ+マクロレンズを持ち歩いたけれど、重くて肩が凝ってしかたなかった
林道を一時間程歩いてからの釣りに、マイクロフォーサーズの手軽さは天と地の差がある
今回のアップは魚も、このレンズで撮ったもの

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ツメクサ
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ヤマガラシ
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花は意外と咲いていなかったけれど魚は活性が高く、狭い範囲で満足した釣りの日だった

オオルリ(大瑠璃)  

スズメ目 ヒタキ科 体長16.5cm
英名 Blue-and-WhiteFlycatcher
分かりやすい英名、羽化した水生昆虫などをフライングキャッチして食べることからですね

夏鳥として渡って来ますが、山奥で繁殖するのでしょうか、観察できる期間は短いです
雌雄の違いがはっきりしていて、雄は瑠璃色なのに雌は地味な色合いです
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運よく同じ日に違う公園で撮れた雌
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