1月25日(日) 島牧江ノ島海岸へ
発達した低気圧が通過した後、風も穏やかに凪いだ波は1mの予報だった
漁港は4連敗もしてさすがに行くにはなれず、聖地島牧へ向かった
あまり気持ちが乗らずに、出発は7時になってしまった
黒松内の道の駅、評判のパン屋さん

5号線を通った際は、是非寄ってみてくださいな
海岸線に下り、コビチャナイも折川河口も太平も泊も・・・
それぞれ何人かの釣り人が見えた
予定通り18番に3時間程で到着

日曜日なのだが、まずめ時を過ぎた10時ということもあり、釣り人の姿はまばらだ
あまり期待感もなくキャストを開始する
ダブルハンドでのオーバーヘッドキャストを殆どすることがないおいら・・・
ウインドノットは出来るは、後ろの砂や砂利にフライを取られるは・・・情けない!
ワンキャスト毎のリーダーとフライの点検が面倒になりつつも、フライをスガッドに変えると
ゴン!と明らかなアタリ

予想外のアタリはリールにラインを巻きとるのももどかしく、とりあえず濡れている所へずり上げた
念願の50オーバー海アメとの突然の出会いだ
周りを見渡しても水に浸からせながらの撮影場所はない

美しいグリーンバックの魚体を、なめ回すほどに撮影したかったのだが、こんなショットが精一杯だった
最小限のダメージで帰したかったのでね
そんな気持ちにさせるいい魚だった

次の一匹への期待を膨らませてくれたまま、凪いだ江ノ島海岸が暮れようとしてきた
青年の眼光を取り戻したおいらだけれど、毛鉤を結び直すのが難しい明るさになってきてしまった
最後までご覧頂きまして、ありがとうございました
1月21日(水) 道南の漁港と本流
大寒の翌日だというのに予想最高気温は+4℃ということで行くしかない!
珍しく体調が芳しくなく、風邪薬と目薬を持参した

8時に今金に入って車の温度計は-6℃、兜野まで来たら-1℃ま上がっていた
漁港でやる分にはガイドが凍りつくことはないだろうから、じっくり攻めてみようなどと考えていた
いくら何でも、そろそろ漁港に海アメ様御一行が入って来ているはずである

さすがに平日、おいら以外には地元の、ちょい釣りと思われるルアーを投げている方が一人いるだけだ
結果的にこの理由は、魚がほとんどいないから誰も来ていなかったということだろう
元漁師さんと思われる年配の方と話したが、なかなかカッコいい方だった
おいらも10年後には、ああなりたいものだが、今年は大きい魚が釣れてたのを見ていないとのこと
両手で30~40cmの幅を作り、これ位のしか見てないなぁ・・・と言う
それでも漁港3連敗のおいらは、何とか一匹の海アメに会いたくて粘ってしまう
漁船がゴメを連れて戻って来るたびに、アメマスも着いて来ているかも知れない!
などと淡い期待を込めてキャストを繰り返したが、一度だけごそごそといった感触があっただけだ
我に返って時計を見ると、漁港を転戦して島牧を経由する時間はなくなっていたので
今回も残りの2時間程、本流で塩を落としながらのキャストとなった
期待していたポイントは空振りで、次のポイントでのワンキャスト目に・・・

すんなりとは寄せることができず、上りアメマスの期待をしたのだが、体高からして下りアメだろうね
そしてツーキャスト目に、サイズダウンはしたが、下りにしてはきれいな色合い

この後釣れない時間が続き、一時間後にバレた魚は重かった!! 残念!
海のアメマスにはふられっぱなしだが、川のアメマスには遊んでもらうことができた

釣師のなかには山師と海師がいるな。
山師のなかには孤独な芸術家が、海師のなかには孤独な権力者が棲んでいる。
これは開高さんの言葉だが、開高さん自身を表わしたものと思われる
どちらかと言うとおいらも、孤独な芸術家になりたいと思っている
いつも訪問していただきまして、ありがとうございます
和名: 雨鱒 アメマス
英名: Whitespotted char ホワイトスポッテド・チャー
どちらも美しい魚体を、そのままに言い表した呼び名だと思う
側面の白い水玉模様が棲息場所に紛れ込むための保護模様だとしたら
波打ち際などの白泡が立つ場所を好むのかも知れない

この2匹は日本海に注ぐ川のアメマス
そして頭頂部にもほっぺににも虫食い模様があるタイプ

背中の虫食い模様が頭頂部まで続いている魚は多いが、頬にもある魚はそれほど多くないのが実感である
また、日本海側の魚は頭頂部に模様がついていないものは少ないと思っている
ところが、道東の太平洋に注ぐ川の魚は頭頂部に模様がないものがほとんどである

頭頂部や頬に虫食い模様のあるものを探して昔の写真を見たが見つけられない
大きさがL版サイズということや、小さいものが見えにくい視力になったとはいえ・・・

釣った数からいえば、圧倒的に道東のアメマスのほうが多い
唯一、見つけたのがこの魚

今度、じっくりと画像を見てみようっと・・・
虫食い模様が頭頂部や頬にあるなしの意味は分からないけれど
どちらもアメマスはアメマスであり、おいらの好きな魚であることに違いはない
さて、道東の魚が茶色いっぽいのは、繁殖期に遡上して川の生活が長くなったからであり
川の名が「茶路川」ということに由来するわけではありません
1月10日(土)
「惚れて通えば千里も一里」・・・「逢えずに戻ればまた千里」
今回は、片道200kmの帰り道が100kmくらいには思える釣行となった
漁船の赤い旗でお分かりのように、かなりの風が吹きつける漁港に到着

この間の時化でアメマス達が、いよいよ港内に避難してきているはずである
9時前の到着とはいえ釣り人の車は一台あるだけだ
その理由は、その釣り人と話を交わして分かったのだが
すでに4~5台の車は、新たな釣り場へと移動していったようだ

その若手フライフィッシャーは森町から来ていて、間接的な知り合いであった
(すみません、名前も名乗らず聞き逃してしまいました)
しばし本日の状況と共通の話題のやり取りをした
アメマスは数は少ないものの入って来ているようで、40cmサイズが何匹か出たようだ
そしてその後、58cmの体高のあるアメマスを見せてくれた
俄然、力が入り、時折雪が吹きつける強風の中を、休憩を挟んで4時間粘ってみたのだが
おいらには海のアメマスからは何もコンタクトがない
少し迷ったが残りわずかになった時間を、川に望みを託して移動
しかし!ここも、おいらを拒絶するかのような過酷な状況

日本海からの強風は液体を固体へと素早く変えていく
風の合い間を縫ってのキャストになったが

かじかんだ全身に、くまなく血を巡らせてくれた一匹、ホントにありがとー!!
これで海のアメマスからは3回連続で拒絶されてしまった
拒まれるほどに思いは熱くなるものだけれど、
そろそろ醒めてしまう頃でもありまっせ!海のアメマスさん!

ご覧いただきまして、ありがとうございます
拍手かコメントを頂けると幸いです
明けましておめでとうございます

いつも、ご訪問ありがとうございます
今年もいい魚、いい花をたくさんアップしていきたいと思います

毎年のことながら1月~3月は、日本海とそこに注ぐ川のアメマスに会いに行く予定であります
200kmは、ちょっとばがり遠いけれど…
「惚れて通えば千里も一里」そして
、「逢えずに戻ればまた千里」と続きがあります!

それでも出かける男心かな・・・といったところでしょうか
今年もよろしくお願いいたします(^^