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北海道の鱒と野の花

釣り竿とは一方に釣り針を、もう一方の端に馬鹿者をつけた棒である

2014年の最終釣行  

12月29日(月)
今年最後の釣りは、先週会うことが出来なかった漁港のアメマスへ・・・
到着時の気温は3℃、西風が少し気になるけれど何とかなりそうだ
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川には見向きもせずに、漁港に直行した
明るくなってから1時間半ほどだが、すでに5台程の車がきていた
到着寸前にすれ違ったRV車は、先週も来ていた方だ
早い移動が気になる・・・
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それぞれの場所に5人のフライフィッシャーが立っていた
共通点は、案外早引きしていることだ
透明度が高いからなのか、魚がスレているからなのか・・・
斜路に立ってキャストを開始する
1回・2回・3回・・・5回・・・10回・・・・・・・
30分・40分・・・1時間・・・・
彼方此方を見渡しながらキャストを繰り返すものの魚の気配はなく、誰のロッドも曲がらない

一人減り、二人減り・・・
2時間が経過した頃、移動先を何処にするかの一人押し問答が始まった

3時間、何の感触もないまま漁港を後にして川への移動を決めた
川で塩を落とせば、家に帰ってロッドとリールと一緒にシャワーを浴びなくて済むからね

橋周辺からスタートする
今日は右からの風ではないので、雑なキャストでもフライの直撃の心配がない
イメージよりも上流へラインは伸びていってしまうが、よく沈めるには丁度いい

しかしながら、魚からの反応は漁港と同じで全く感じとることができない
ここで反応がないということは、筋肉質な上りアメマスの可能性は極めて少なくなった

とは言え、下りアメでいいから、ともかく魚とのやり取りを求め上流へ移動する
一瞬、海岸沿いに北上する考えも頭をよぎったのだがね

そして、先週も楽しませてもらったポイントで・・・
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ちょうど50cmくらい
結果的に、今日は大きいサイズから出てきたことになった

7番ダブルではもの足りない40cmくらい
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アメマスは、やはりここに魅せられてしまう
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だんだんサイズダウンしていって、最後は30cm強のお子様クラスだった
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海では相手になってもらえなかったけれど、6匹のアメマスたちに遊んでもらえた
嬉しい! ありがとー 


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今年も 4つの季節は巡り、それぞれの花や魚達にたくさん遊んでもらいました
約束していたわけではないけれど、今年も同じ場所で会えたことに感謝・感謝です
また、新たな場所で出会えた花と魚にも・・・ありがとう~!!

そしてこの一年間、つたないブログへ訪問して頂き、本当にあだきりがとうございました 
良い年をお迎えください

漁港のアメマスは・・・?  

さすがに二桁近く釣れてしまうと渋くなってしまい、兜野へ移動した
右からのいやらしい風に手こずりながら丹念に流したけれど
最初のポイントとは打って変わって全く反応がない!
う~ん!? 
流れが春先と変わったわけでもないのだが、フライを変えて2往復目したが何もなかった

しかし、ここで深追いをしてもいられない・・・漁港だ!漁港!
そう思い直したて向かったのだが、着いた時には雨足が強くなってきた
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川でそこそこに釣れたこともあり、なかなか車から降りる気になれない
セコマのおにぎりを頬張った後、シートを倒してお昼寝タイム・・・

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小降りになって目が覚め、期待を込めてキャストを繰り返すものの、
気配も反応もないまま時間が過ぎていった
おいらの他にフライとルアーの方が一人づついるが、何事も起きず水面は静かなままだった
12月も20日を過ぎれば、アメマスが入ってきているはずなのだが今年は遅れているのか・・・
ここもまた、温暖化による異常水温とかの影響なのだろうか

今夜は北桧山温泉に宿を取ってある
明日もあることだからと、もう一度川へ戻ることにした

たくさん釣れた場所の少し上流に入ってみる
魚の反応がないだけでなく雨脚が本格的になってきた

青年の眼光を持つおいらではあるが、この照度だとフライを結び直すことが出来るのは3時半までだ
その結び直したフライを咥えてくれた可愛いアメマス
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さらにもう一匹出たところで・・・
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待てよ!明日のために残しておいた方がいいかも知れないな・・・
と、やせ我慢をしてロッドをたたんだのだが、翌日はここでロッドを振ることはなかった


宿泊は北桧山温泉ホテル
夕食だけの一泊一食で7500円くらいだ
ここの温泉はとても相性がよく、がさがさだった踵が再生されるのだ
夕食は、いい時もあれば少しがっかりの時もあるのだが今回はちょっと・・・(^^;

翌日、当初の予想天気とはうって変わって、風は強いは雪は混ざるは・・・
つまりは吹雪・・・
本格的な冬の日本海、本領発揮というところである!!
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この白泡が岸辺で波の花となって咲いていた
そして、強風に煽られ野球ボールくらいの花が飛び交っていた
初めての新鮮な光景ではあったが、フライフィッシャーマンのおいらには辛い光景でもある

漁港で強風の合い間を縫ってキャストを繰り返してみたものの・・・
魚からのコンタクトはなく、指先は感覚がなくなってくる
海水に浸かっていた竿先も空気に触れると凍ってしまう過酷な状況だった
よくぞ2時間も頑張ったと、自分を讃えたい!
この日、おいらが持っていたロッドは「釣竿とは一方の端に釣り針を、もう一方の端に馬鹿者を付けた棒である」
そういうことだろ~! 
漁港のアメマスは次回の楽しみにしておこう

ご訪問ありがとうございました(^^

川と漁港のアメマスを求めて  

12月20日(土)
少しばかり迷ったのだが川と海の両方だからと、一泊で出かけてきた
道南本流は4月以来のせいか2時に目が覚めてしまい、うつらうつらしていたら5時の出発になってしまった

この二三日前の冬の嵐で海は荒れ、アメマス達はいよいよ漁港に入ってきているはずだ
待て待て、もしかしたら川へも非難しているかも知れないな…という推測から
まず兜野をやって漁港へ向かおうと、車中では思っていたのだが
着いた場所は、もう少し上流の玉浮きポイントだった
おいらの場合、こういうことはよくあるけれど
結果的にはこれが良かった
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下りアメマスとも上りとも居付きとも判りかねる体型と色合い

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この魚は上りっぽいが、果たして・・・
だんだんサイズアップはしていくが、上りアメが入っていれば60前後ががドーン!と出るはず!
期待が膨らんでいく・・・

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50cmに届くかどうかまででも、久し振りの本流アメマスは楽しい!!
右からの風はいやらしいけれど、ラインもガイドも凍りつかないのが嬉しい

普通は大きいサイズが早めに出てくるのだが、6匹目でこの日一番のサイズ
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下りのスリム体型だが57cmあった
残念ながらこの辺りには、上りの御一行様は入ってきていないようだ

それにしてもアメマスは美しい
どうです!?この色彩・・・!
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艶めかしくキラメく尾びれの辺りは、おいらの心を惹きつけて離さなない

レインボーの薄紅色の頬、ブラウンの頬のブルーや黄金色の胸びれ
トラウトの3大美所(美女)だろうネ


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漁港のアメマスをすっかり忘れたまま時間が過ぎていった 

明日はいよいよアメマス釣行  

フライフィッシングにおける一番の幸せな時間は
初めての場所とか久し振りの場所へ向かう釣行前夜だろう
それはコツコツと巻いてきたフライを眺め、まだ見ぬ魚に咥えさせることをイメージする時間

行ったら行ったで、その通りになることの方が少ないのだけれど
いい思いをした時をイメージしながらほろ酔いで眠りに付く・・・
間もなくそんな幸せな時間がやってくる 

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                                                        <今年3月の画像>
いよいよ明日は日本海とそこに注ぐ川へGO! 
アメマス諸君、どうか…遊んでおくれ!!

今期最終のブラウン釣行  

12月13日(土)
札幌の予想最高気温はマイナス2℃、たぶん釣り場はマイナス4か5℃だっただろう
今期もブラウンにたくさん遊んでもらえたのだが、何かに駆り立てられ出かけてきた

熊よけ鈴を飾って、少し早めのクリスマスムードを
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ジングルベル、ジングルベル鈴が鳴る…♪
と歌い出したものの・・・
今日は楽しいクリスマス!♪ …で終わってしまう

そして口に出てくる歌は
安奈…お前の愛の灯はまだ燃えているかい♪ 
やっぱりクリスマスといえばこの歌だなあ

そうこうして到着して間もなく
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ありがとー!いい男だ! これで、寒さにめげそうになったら素直に帰ることができる

そして、足の指の冷たさに耐えるべきかどうか自問し出した頃に魚からの反応・・・
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嬉し~い!! 何ていい娘ななんだろう
魚臭くなければ頬ずりしたいくらい
冷たい足の指を暖めてくれた一匹だ

この日の寒さはこんな感じ
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多分、木曜日の暖気が手を貸してくれたのだろう・・・氷点下が生み出した芸術作品
フライフィッシングの宿命とはいえ、痛かった指がしびれてくるほどの寒さだった

この2ヶ月間楽しませてもらえたブラウントラウトに感謝!感謝!ありがとー!
さあ!次は日本海側のアメマスだ 

ご訪問、ありがとうございました (^-^)

今期、ラス前のブラウン釣行  

先週の土曜日は今期、最後から一回前のブラウン釣行
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とても寒い日だったが、風が弱く、ときおり射す陽射しが優しかった

男らしい一匹
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この日、シュガーさんが70アップを釣り上げ、おいらもとても満足な一日だった

今週もう一度ブラウンに遊んでもらって、いよいよ来週は日本海のアメマスに会いに行こう!

ご訪問ありがとうございました 

久しぶりにニジマス  

レインボー特有の尖った尾びれ
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それだけではなく、頭部も尖った、まさに砲弾型のかっ飛び体型
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久し振りにスピード感あふれる走りを味わった
冬の日の青空のような切れ味
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そして、重量感たっぷりの走りだったのはこの体型
贅沢な時間が過ぎていった・・・
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「精悍、老獪、気まぐれ、貪婪、賢明、器用、阿呆、魚もさまざまな性格を持っているが、
釣師はどの性格も自身の分身と感じているのである」
これは開高さんの名言であり、実感するところである
ただ、それは性格であって、これらの素晴らしい魚体は、とてもおいらの分身じゃないだろうな・・・
しかし待てよ、青年の頃を思い起こせば、まさに分身である!と言えるかもしれないな 

汝、青年の眼光を持つ釣り師を老眼と呼ぶなかれ!・・・・開高 健

ご訪問、ありがとうございます
拍手かコメントを頂ければ幸いです

ブラウントラウトいろいろ  

シルバーメタリックなブラウントラウト
あどけない顔ではあるけれど
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グリップの全長は50cm強
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同じような色合いでも、背中の黒点が少ない
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薄っすらと黄金色のヒレ
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目の横がブルー
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この魚、魚食性が強く害魚扱いされているけれど、それほど泳ぐスピードがあるわけではない
ヤマメやニジマスを追いかけて食べることはできないと思われる
食べて下さいとばかりに目の前を横切ろうとすれば別であるが
魚食性だけで言えば、サクラマス・ヤマメ・アメマスも同等だろう
北米のある流域でカットスロートやブルックがこの魚に置き換わってしまったという事実はあるようだ
つまり、日本でいえばイワナ系の魚と競合すると完全に優位に立ってしまうということだ
イワナやオショロコマにとって、脅威となることは間違いないだろう
しかし、ヤマメやニジマスを駆逐してしまう程の実力はない
事実、鳥崎ダムインレットやその上流で、けっこうニジマスを釣っている
ヤマメ・ニジマスにとっての脅威は、魚食を目的とする釣り人が最上位であろう
一釣り人の実感に基づく私見である

たくさん釣れた真冬日の帰り道は薄暗くなり、初めてのフラッシュ撮影
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最後までご覧いただきまして、ありがとうございます
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真冬日でも  

とても寒い日だったけれど来たかいがあった
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ほんの一時だけの晴れ間
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指先の冷たさを忘れさせてくれる一匹
背中が盛り上がったいい魚だ!
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撮影後は水に浸かったリールが凍りつく
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当然のように車に戻ってリールを外そうとしても外れない
幸いにもロッドは外すことができて・・・ホッとした
このロッドは一回やっているから、折れたらシャレにならないね 

季節限定の楽しみ  

11月29日(土)は、時折小雨が降ったのだが、とても温かな一日だった
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来週あたりは雪に埋もれてしまうというのに、この撥水性は何を意味するのか・・・

この日は、シュガーさんと湧別川以来の釣行
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尾びれにも黒点がぎっしり並ぶ、いい感じの魚だ
尾びれには、黒点が何もない固体のほうが多いような気がする

二人ともブラウンに遊んでもらうことができて、楽しい一日になった

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この画像、ピントが合って、なかなか良く撮れた
・・・と恥かしながら自画自賛
オスとは違って、睨まれた感じがしないのもいい


この季節だけの限定ビール、一年に一度のお楽しみである
普段は金麦だからね 
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クラシックの方がホップの香りが華やかで、美味しいと思う
缶のデザインは一番搾りの方が好みだな
そういえば、このところ季節によって釣行パターンが決まっているようで
この期のブラウントラウトもまた、季節限定のお楽しみというところである

ブラウンの次は間もなく、日本海側のアメマスの季節がやって来る・・・

ご訪問、ありがとうございます
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