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北海道の鱒と野の花

釣り竿とは一方に釣り針を、もう一方の端に馬鹿者をつけた棒である

冷たい雨が降っている  

タイトルは吉田拓郎さんの曲で、作詞は松本隆さん。

冷たい雨が降っている
指を震わせ、髪を凍らせ
冷たい雨が降っている…♪

松

天気予報通りに、午後から雨になった。
雨が落ち始めるまでの2~3時間のつもりで、
以前からこの時期に行きたかった場所へ行ってきた。

たまには思惑通り釣れてしまうこともある! やったぜ~!
何て素直なブラウンなのだろう!
コピー ~ ブラ

ロクマルにはちょっと足りなかったが、男らしい顔立ちでしょ!
このロッドは、ブラウンとの相性がとても良いみたいだ。
今日はそのつもりで持ってきたのだけれどね。
釣れない日の後に、やっぱりいい事あった~! と心が叫んでいた。


♪好きでもないし嫌いでもない
フルだけフリなよ、ふられてやるさ
冷たい雨が降っている

この世界中びしょ濡れにして
冷たい雨が降っている…♪

帰り道、冷たい雨はみぞれ混じりになっていた。
今日はいい魚が釣れたので、冷たい雨もまんざら悪くはない。

釣れない釣り師は哲学者、
釣れた釣り師は単なるお調子者! 誰かが言っていたなぁ…

風景写真の日  

 アメマスを捜索しに初めての川に4時間、隣の2回目の川で2時間ほど歩いてみたものの、
 何の手掛かりもないまま一日が終わった。
 河原の枯れススキが風に揺れ、手招きしていたのではあるが…

すすき


 遅く遡上してきた鮭が数匹溜まっている場所があり、期待に胸が高鳴ったのだが…
 おいらのフライは一度も咥えられることがなかった。
 
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 何事もないのが当たり前であるかのように…
 凛とした空気の中で、陽が沈んで行った。

夕景

  新しいカメラで、最初の一枚はアメマスをと思っていたのだがね。
  この次は、いい事があるさ! きっと… 

秋霖  

秋の長雨…
季節は冬というべきかもしれないが、恨めしい天気が続いている。
しかも、雨から雪に変わってしまった。

何かとスケジュールが立て込んでいることもあり、出かけることを諦めた。
天気が良ければ違ったかもしれないが…。


気分転換にテンプレートを色々と着せ替えてみて、これにしてみた。
何の気なしにブログ名も変えてみた。


この時期限定のビール、サッポロクラシック富良野ビンテージ。
横にたたずむのはサントリーのマスコット、その名は『アンクルトリス』さん。
開高さんを思い出させる

P1010020.jpg


口の中いっぱいにホップの風味が爽やかに広がる! 美味い!!

二度目のニジマスの川  

旭川の友人を訪ねてきた。
土曜の夜、仕事を終えた足で高速に乗った。
焼肉をつつきながら、時を憂いつつ、お互いの近況報告に頷きながら!
アルコールもすすむ…!

気が付くと友人の呂律が怪しくなってきた。
それなのに…繁華街に出ようとタクシーを呼び、いざ…GO-GO!
ところが、料金が1000円を超えた頃、急に呼吸が荒くなり、大きく長く息を吐く!
具合が悪くなったようだ…
「運転手さん、このまま戻ってください」
「わかりました。大丈夫ですか?窓開けましょうか?」
「だいじょーぶ、だいじょーぶ」と言いながらも、具合わるそー!!

結局、そんな状況だったので今日は、おいら一人でニジマスの川へ 
9時になっているのに気温は1℃までにしか上がらない。
道順を間違えたようで、遠回りをして小一時間かかって何とか到着。
支度をする指がかじかむ… 魚の活性も低いだろうな…
立ったままドライフラワーになってしまったカワラハハコの中を通って川に出た。
来年の夏は楽しみだな…。
釣れても釣れなかったとしても、いい香りに包まれて川と行き来ができることだろう。
画像 018

やはり活性が低いのか、なかなか当たってこない。
30m位の区間を流し終えたが、戻って、今度はフライを変えて流す。
かすかな当たりを感じ、軽く合わせると… のった!
30cmほどのレギュラーサイズ、流れの中でジャンプを見せてくれた。
とても綺麗な魚体ではあるが、一回り大きなサイズが見たい!
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この後、同じ区間を流して4回目だっただろうか・・・
やっと、この川で40cm超えの魚に遊んでもらえた。
そこそこの瀬の流れの中で咥えたので、サイズ以上のファイトを楽しませてもらえた。

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さすがにストッキングウェーダーでは足が冷えてしまう水温になってきた。
そろそろニジマスと遊ぶ季節も終わりに近づいてきた…

シベチャリ川  

「染退」と書いてシベチャリ、鮭の産卵所という意味のアイヌ語に字を当てたようだ。
って、看板に書いてある。
11月から12月には、アメマスが鮭のタマゴパターンで釣れるという噂である。

小学校4年から中学2年の秋までを過した心の故郷、シベチャリ川へ行ってきた。
両親ともに新潟生まれのおいらが北海道に渡ってきたのは小学校2年か3年だったと思う。
最初は日高町は沙流川と支流のチロロ川合流点の近辺だった。
その後、父親がダムの建設に携わって、引っ越してきたのであった。

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支流のポヨップの沢をメインにして、たまに本流での釣りをしていた頃を鮮明に思い出す。
とにかく「ヤマメ」は釣れた! 釣っても釣っても、また次の週は釣れる!
ミミズがあれば、ミミズの数だけ釣れた。いやいや、その倍は釣れていたかもしれない。
イタドリだと1.2倍位だったか、とにかく釣れた!

ヤマメがサクラ鱒の子とは知らずに、川から湧いて出てくるものだと思っていた。
ゴールデンウイークの頃には、本流にアカハラの大群が姿を現す。
6月の夕方は決まって同じポイントで、体側に何も模様のない大型魚が釣れた。
秋にはアキアジの大群が押し寄せる、これは釣れないが、とにかく豊穣な川であった。
アメマスの姿は、ヤマメが濃かったせいか、ごく稀に釣れただけだ。
そして中学に入る頃には、父親よりも数を釣れるようになったのを思い出す。

住宅のあった場所とポヨップの沢で小一時間ほど、あの頃に思いを馳せて散策した後、
林道が封鎖されていない支流でロッドを出してみた。
しかし魚っ気は全くなかった。
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ゆったりした素晴らしい渓相なのだが…

そういえば、遠足の途中でアメマスを釣ったことがあったのを思い出して、
小学校があった付近の本流に場所を変えてみた。
増水でポイントが見つけられず時間がかかったが、やっと出てきてくれたのはアメマスではなく!
ブラウンであった。 アメマスは次回へ持ち越し…。
また次も、行く気満々である 

ブラ
育った場所で、釣りを教えてくれた父と、子供の頃に思いをめぐらす釣行もいいものだよ。

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