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北海道の鱒と野の花

釣り竿とは一方に釣り針を、もう一方の端に馬鹿者をつけた棒である

癒しの時間・・・  

本日は午後からの釣行。
ちょっと身体が疲れていたね…
だったら!行かなければいいのだけれど…

こういう名言があります。
「釣り師は届かぬ想いの数だけ釣りに行く…」
行かなければならない訳があるのです 
届かぬ想いのひとつひとつを胸の奥に鎮めるためにネ…

チビアメとキューにたっぷり遊んでもらい、癒して頂いた。
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実はこのロッドは秋から冬の間、ずっと入院していたのでした。
強風の中、オーバーヘッドでキャストしたら、
ビーズヘッドのフライがジャストミート!!見事にティップが折れてしまいまった。
その1年前には、雨の上磯ダムで、ゆるんだバッドとミドルを差込み直したら抜けなくなってしまい、
結局その時もアメリカに渡り、はずすことができなかったようで新品で送られてきました。
つまり! このロッドは買った時とは全く違うロッドになっている訳です 
しかも!さすがセージです! 送料すら請求されませんでした!!


本日のひと花も、職場の空き地に咲く エゾムラサキヒメオドリコソウ083.jpg
エゾムラサキかノムラサキか?違いが分からないでいるのだが…
こんなステキなお花畑になっていました!!

チビアメ健在・・・  

吉田拓郎さん『白夜』の一節、作詞は松本隆さん。

♪風が凪いだ空に
 旗はなびかないし
人が降りた汽車は
  くさりにつながれる…♪


風が凪いだ支笏湖は
釣り師のおいらには、白夜のようにシラッ茶けた日でしたね。
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日が出てからさざ波が出てきたけれど、できれば曇り空の早朝に出てほしかった…
でもね!魚っ気はたっぷり出てきましたよ
射程内の20~30m以内で大きなライズが3~4回ありましたね。
昔、読んだ本によると午前の大きなライズは日没後には取れる確立が高い!という。
これはブラウンについての洞察であるけれど、確かにそういう事があった…
簡単に合わせ切れしてしまったけどね
若かりし頃の体力があれば、日没までいるのだがなぁ…


何とか出てくれた居つきのブラウンJr。そろそろお父さんを紹介して欲しいね
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そして!支笏湖の在来種アメマス! いわゆるチビアメと呼ばれるサイズ
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いよいよ…大きなライズも、チビアメの動きも活発になり、
支笏湖の春シーズンは最盛期の幕開けであります。


釣り師のおとぎ話  

この前のナチュラルリリースしてしまったブラウン、実はタヌが化けていたのではないか…
湖の神様が「何年も来ていなかったのだから、まだまだ修行が足りん!」と言うが
休みの度にいそいそと通って来る釣り師を哀れんだタヌが、そろそろ喜ばせてやろうと…
しかし!写真に写ると尻尾が魚ではなく、タヌの尻尾になってしまうものだから…
「それだけは、勘弁を!」と逃げて行ったということ…

何年も前、暗くなったオコタンからの帰り道、目の前を横切ろうと出てきた小さな丸くて黒い物体!
急ブレーキとハンドルで何とか交わした、あの時の子狸。
きっと成長した姿で現れたんだろうね。
そういえば、逃げたブラウンは丸々と太っていてたなぁ・・・

なんてことを思うと、穏やかな充足した気持ちで「良かった良かった!」と納得する自分がいる 
さて、今度は何に化けてくれるかな…


その日の林道で見つけた遅咲きの エゾエンゴサク
エゾエンゴサク
やはり!この花はいいなぁ~


おまけは、職場の草地に咲くイヌノフグリヒメオドリコソウ
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地を這わずに、シャンと立っている姿から「オオイヌノフグリ」ではなく、「タチイヌノフグリ」でしょうかね…?
こんな可愛い花なのに「犬のふぐり」という名前は、改名してあげたいね!
興味のある方は、この名の由来をネットで検索してくださいな 

珍客現る・・・  

本日、魚の写真はありません 
実は47~8センチのMrs.ブラウンをアップ出来たのに…
横たえて、おとなしくしていたと思ったら、急にティペットとリーダーにローリングするものだから、
ほどこうしてたら、いわゆる…ナチュラル・リリース!!
水温の上昇と共に、活性も上がってきた感があります!

その代わりに珍しく動物写真!『エゾタヌキ』を撮ることができましたよ!
タヌ
斜面に咲いた「オオカメノキ」を映して、降りようとしたら、いましたね~!ちょっとびっくり!
美笛側では過去に「アライグマ」を見ましたから、タヌちゃん達は追いやられてしまったかと
思っていましたが安心しました。
実は、この後にナチュラルリリースが起きたのです・・・


オオカメノキ 大亀木 
葉の形から、その名がついたとのこと。 確かにカメの甲羅のような…
オオカメノキ

黄色がきれいな エゾキスミレ  蝦夷黄菫
すみれ黄
葉の形からすると、亜種のケエゾキスミレかもしれません。

最後はサクラと、姉が取って来て母親が作った「ウドの酢味噌和え」
サクラ ウド

お魚と遊ぶ時間が少なすぎる気もするけれど、春を満喫であります 

花に三春の約あり・・・  

初春・仲春・晩春には、まるで約束していたかのように花々は咲きます 
「花に三春の約あり」・・・いい言葉ですね。

本日も天気予報通りの良い天気だった。

日曜日は、風もなく穏やかで釣り師泣かせの天気が続くな~。 

多分、水の中から湖岸の釣り人は丸見えなんだろうな…

そんなことを思いながら、先週、魚っ気のあった場所の途中で桜が咲いていました!

よく見ると遠くの山肌も所々、ピンク色がちりばめられて支笏湖の春は真っ盛りになりました。

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まさに、約束していたかのように花々は咲いていました。

いつもの場所に咲いていたシラネアオイ 白根葵
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そして! 小さくてもブラウンはブラウン! 
黄色味がなく、銀白色の魚体は回遊型なのでしょうか…
『何かご不満ででも…?!』って睨んでる感じがブラウンらしいでしょ!
この後、2連続のバラシ! 最後は少し重かったなぁ…
確かに!逃した魚は大きい!!
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しかし!ルアーのお二人の話し声と足音が近づくにつれ、魚っ気は消えてしまった…

オコタンの春シーズンはまだこれから…!  

すみれ色の涙・・・  

今日もいい天気でした 
風も穏やかで、散策やハイキングには最適でしたね。

だけどネ…、お魚釣りには最悪の天気…。

冬の間は、週末から月曜にかけてあれほど悪天候が続いたのだけれど、
春になったら、これだものナ…


曇がかかるのをを待って… 風が吹くのを待っていたけれど…
結局、待ち人来たらず… いやいや待つ風吹かずの一日でありました。

魚信のない時間が長くなると、ついつい昨日のキュー様のポイントへ戻ってしまい、
何とか一匹! ホッとしたね! なんせ湖岸に到着して約10時間経っていたのだから。
しかし!このブログは「鱒」と「野の花」だから、
そうそうアブラビレのない魚種はアップしませんぜ 

今日は、野の花だけで我慢しましょうや!

シロバナエンレイソウ  白花延齢草  ミヤマエンレイソウとも言うようです。
慎ましやかで清楚な花である。
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この花は、うつむき加減に咲くけれど、オオバナノエンレイソウは上を向いて咲きます。
屈斜路湖の有名ポイントへ向かう踏み後から少し外れた所に群生していたのを思い出す。
見事でした! いつか訪れてアップしたい!


たぶん… ミヤマスミレ 
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スミレはずいぶん種類が多いようで、断定することが出来ません。
支笏湖では北側で青紫のスミレ、南側で白いスミレをよく見かけますよ。


たぶん… タチツボスミレ
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何とも表現のしようがないほど、この色はいいですね~ 

多分、スミレ色の涙はこの色だろう…と思います。
一世を風靡した実力派GSのブルーコメッツが歌っていましたね。
その後、岩崎ひろみさんがカバーしていたなぁ。
ちょっと切ない、いい歌です。
初めて聞いたのは中学生の頃、その切なさが分かってはいませんでしたが…。

支笏湖の春の晴天は、釣り師のおいらには悲しいナ…

オコタンへの道、開通!  

朝、5時半に出発! 
3時半にうっすらと目覚めたけど、また目をつぶってしまった!
日曜だからそこそこに釣り人は来ているだろうなぁ…

だけどネ、釣り人の数より天気の方が問題なのさ!
などと…出遅れたことは釣れない理由ではないのである!
空は曇っているし、何といっても開通して3日目だからね。

ローソンで食料を仕入れて、モダでガソリンを入れて…
峠道も半ばを過ぎる頃、やけに空が明るくなってきた!
いや~!いい天気になってきたね~ 
晴れなら晴れでもいいさ! 風さえ吹けば…波があれば…何とかなるさ!

そして6時半頃、到着すると!

車!車?車!車?! 20台はあるなぁ~!

湖岸に降りると、それぞれのポイントに、大きなネットを背中に下げたルアーの方々がいますね~。
もしかしたら昨日、爆釣したんだろうか? 
などと想像しながら、歩く!歩く!
天気はいいし、風も波も…ほんの少しだけ…

フレナイ川から5~600m、フライのお二人の先の誰もいないポイントで
30~40クラスのライズ! すぐに、もぞもぞっとした感触に、力強く合わせる!
ん? 抜けたか~! リーダーをたぐって見るとフライがない!
合わせ切れ! たぶん…障害物・・・だね…。

長々となってしまいましたが! その後、45センチほどのブラウンを目の前でバラシ!
またまた悪い癖!写真を撮る場所を探して、目をそらしているうちに…
く・くやしい~

帰る前に、スタート地点の水温の高いポイントでキューちゃん3連発!!
彼らの活性は高いのだがね~
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一匹は一匹さ! 

Mr.ブラウンには、簡単にはなれないけど Mr.キューとは呼ばないでおくれ!

本日の締めは神秘の湖・・・オコタンぺ湖
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天気が良すぎて神秘的な雰囲気ではありませんがね…

Mr.ブラウンになれなかったよ  

開通未定です!
だったら…5月上旬ってのは、はずしてほしいものだよ!
11時に合わせて家を出たのだけどなぁ… 

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空には気持ちが通じたのか、時折雨が降る薄暗い曇り空だった。
しかし!行く先々で魚からの反応は一切ナシ!


そして釣れない日は花を探して散策。ウェーダーを履いたままだけどネ。
やはり…春は、この花を見つけなきゃネ

エゾエンゴサク  漢字では 蝦夷延胡索
うつむいて、はにかみながらも、どうですか? って咲いていましたね。

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この花は薄い水色でしたが、白、薄紫、ピンクと様々な色合いがあるようだ。
薄紫も撮ったのだが、ピンボケで載せられず… 残念!

この他にナニワズ、エンレイソウも咲き始めていたのだけれど、これまたピンボケ!



今日は、今は亡き大塚博堂さんの「ダスティンホフマンになれなかったよ」のサビの部分が
やけに頭から離れない!

来週、オコタンに下りることさえ出来れば…きっとMr.ブラウンになれるさ 



今日までそして明日から・・・  

そうそう釣れるわけはない! 分かり過ぎる程、分かってはいるものの…
魚からのコンタクトが全くない日は、やはり物足りない! 
夜明けとともに湖畔に立つなど、とても出来ない性分だから…
曇り空と風で波立つ湖面! これがなければ、釣れる気がしないネ… 
先週までは運が良かっただけのことかもしれない。が…、運も実力の内とも言うし…
偶然も重なれば必然のような気もするし…

まぁ、どっちにしても今日は完敗デス! 参りました! 

やっと見つけた…支笏湖畔の野の花… フッキソウ
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ぱっと見は「一人静」に似ていますネ。

漢字で書くと富貴草
ついついサブちゃんとお酒を連想してしまう。
そして、当然!書きながら呑んでいますぜ。

オコタンへの道は、相変わらず封鎖されたまま…
道路情報では明日の11時に開通となってはいるけれど、11時という時間… 半端だなぁ!
とはいえ…明日は休み・・・良かった!
今日まではMr.レインボー… そして明日からはMr.ブラウンになりますぜ!

虹の魚  

吉田拓郎さんの唄に『虹の魚』というのがあります。勿論、虹鱒のことを歌っていますよ。
たくろうの大ファンでトラウト大好きの釣り人でもありますから、
何か自分のためにある唄のような気もします!

シューベルトの名曲『鱒』はブラウントラウトであると言われていますが、
日本では、特に北海道では害魚扱いですね。
日本に移入されて定着した時期が早いか遅いかの違いだけのように思えますが…。
トラウト好きとしましては、どちらも大切なお魚ではないでしょうか…。
棲息する場所も考えねばいけませんがね。
もちろん!在来種のアメマスも大切です!

今年は虹の魚との相性が良いようです 
先日アップした50cm、実は2回バラした後のキャッチ!
後にといっても1時間も経ってからだけどネ。粘ってみるものです 

そして…翌日(昨日)! またまた! 立派な虹の魚が相手をしてくれました 

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釣れない日々は、こういう喜びの時間のためにある訳です。
欲を言えば… 虹の魚は、なかなか60を超えない!! (ぜいたく言うんじゃないよ!) 
もの心ついた頃から右手に竹竿を持ち、フライロッドに持ち替えて約20年…。
何だか今年は行けそう~ 




本日はひと花の代わりに・・・
焼酎好きにはたまらない幻の『赤霧島』
3年振りに入手しました(^^)v

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舌先から胃袋の中まで、とても華やかで芳香な風味が広がります

一時間幸せになりたければ
酒を呑みなさい… という一節があります

赤霧島なら2時間は幸せになれますぜ・・・

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