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北海道の鱒と野の花

釣り竿とは一方に釣り針を、もう一方の端に馬鹿者をつけた棒である

久し振りの支笏湖は冬に逆戻り  

小樽の向こうの川とは相性が悪いのなら、永遠の恋人ともいうべき支笏湖へ 
ボクがフライフィッシングを始めた場所…もう何年になるのかなぁ…
冬の間に、テツ西山さんの本を見ながらキャストの練習をして…
今くらいの時期に初挑戦!・・・
練習とは違って、ちょっとした風が吹くと全く飛ばなくて、
ひたすらキャストの練習だったっけ。
4月末の3回か4回目の釣行で、今日駄目だったらもう止めよ~って思ってたら!!
何と!ビギナーズラック!   35センチの支笏湖レインボー!!
その後2ヶ月、釣れない日が続いたけど…
たまには、そこそこのサイズの美しい鱒が相手をしてくれる。

そんなことを思い浮かべながらトンネル駐車場に到着!
いくらか波立っていて、いい感じ…

だけど、風が冷たい!
リトリーブする指先に氷が付く!
ガイドに氷が付いて、がさがさ!と音がする!
沈めて引っ張る釣りの宿命ではあるけれど・・・つめたい!

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こんな感じで、空気も水も澄んで凛としている… さすが支笏湖!!

せっかくだから、宝くじよりはちょっと確率が高そうな美笛の河口で一発を狙おう!

この時期、車を止める場所からかなり歩くことになる。 
河口に着く頃には薄っすらと汗ばむほどである。

先客も帰って、ポイントは一人占め!
縦に横に自由にキャストをするものの…決まりきっているかのように…無反応…

ならばと、キャンプ場の奥へと歩く… 歩く… 
何年か前のこの時期に、ちょっといい思いをしたことがあるからね。
犯罪者が犯行現場に舞戻るかのように、釣り師は釣れた場所に戻るものなのです 


しかし! 行けども…行けども… 無反応!!

あぁ~あ、今日は歩いたなぁ~

ひ・膝が・痛い…。せ・背中も痛い…。

こりゃあ、かなりコレステロール値も下がっただろうな…
ウェーダーもすっかり綺麗になったし…

ん? 今日もお魚からのコンタクトは…全くナシ!
何と!昨日と今日と二日に渡って・・・ 


帰りはこの道をトボトボと…
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なかなか…想いが届かないのは世の常であります…

春を見つけたものの・・・  

行ってきました!二度目の、小樽の向こうの川へ…
二度目と言ってもロッドを振るのは初めて… 前回は眺めるだけだったからネ。
さてさて、この川との相性はいかがなものでしょうか… 

前日に地図で確認し、この前に行った橋よりひとつ上流の橋から入ってみました。前回の場所は水面から
足元までが1~2mもあったからね…

今度は所々、川岸もあるから撮影に支障もないね…
なかなか良さそうな流れ・・・アメマスの好きそうなトロ~っとしたタルミもあるし・・・
5分もすると対岸からルアーmanが、「どうですか~?」と声をかけられ…
ちょっとした会話から、昨年の今頃にこの辺りで大物をバラしたとか…
これは…! 期待できそう… 

しかし!! しかし!! ここに居なければ何処にいる!!っていうポイントも全くの無反応…
フライの色を変えながら流しても流しても… 何もナシ!

たぶん今日は…ここまで上がって来ていないのさ!

ふと、川岸の柳に目をやれば… 春が来ていました… 


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指で撫でると…心地よい肌触りのニャンコの毛でしたよ (^^;

この後、河口域のような流れになる所まで釣り下ったものの、全く反応なし!

今日はこの辺で勘弁してあげよう! たぶん相性が悪いんだろうネ・・・
こうして日曜日を一日費やすこともあるさ・・・



本日のひと花は…
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カワラハハコ (河原母子) 
夏から秋に移ろう頃、何とも言えない・・・とても良い香りがします。

疲れを癒す時間…  

ご訪問ありがとうございます

すっかり知る人ぞ知る昔なつかし「玉置ヒロシ」さんになってしまいました
「一週間のご無沙汰でした」

精神的にも肉体的にも疲れた身体のはずが、何故か休みの日なのに…
いつもの仕事に出かける時間にはハンドルを握って、しゅっぱぁ~つ!!

前々から計画していたかのように、太目でありながら筋肉質の魚体が魅力的なアメマスの川へ…

豊浦から高速に乗ると2時間半で、コンビニで食料を仕入れても出発から3時間後には
川に立てることがわかりましたネ 

10時という時間は休日ということもあって、各ポイントには先客がいますね~
それでも、まずは今までいい思いをした有名ポイントで第一投~… そして第二投…第三投…
昨日はかなり渋かったという情報は、自分には当てはまらないと思ってはいたものの…
大体、中途半端なボクのような釣り人は、ほかの人が釣れなくとも自分は違うと思うものなのです!
しかし2~30分もすると・・・
いやぁ~ シブイ!シブイ!
今日この場所には、今までに相手をしてくれたヤツらしかいないんだな…
などと自分を納得させている。

それでは…しかたがないから…? とっておきの場所へ…

第一投目から約3時間経過していた…やっと姿を見せてくれました!
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ヒレの色からも、川に上がってきて間もないと思われる53センチ 
それにしても、過去の釣り人に相当手荒く扱われた口周りの痕跡!!
バーブありのトレブルフックをプライヤーで強引にはずされたものと想像する… 
それでも逞しく育ち、ボクのフライを咥えてくれてありがと~!!
必ず魚体を水につけたままで撮影!そしてやさしくやさしくリリース。
相手をしてくれたお魚へのボク流の敬意とおもいやり

さぁ!ここから…たぶん…爆釣の時間の幕開けかぁ~!
期待通りにすぐに40センチくらいの可愛い娘!
爆釣するからこの娘は撮影なしでリリース…
さぁ次から60センチアップの連続かな~  … ? …

そう、そう、泊まる宿に電話しなきゃ… シブイばかりなら帰る気だったけど…
今日は今までの仕事の頑張りを癒すべく、自分へのご褒美さ。
幸いにも一部屋だけ空いているというラッキー!

釣り人は時として、自分の考えの甘さに首をかしげながら・・・
明日への希望を夢見るものです…

朝は3台の車が止まっていたポイントへ移動しキャストを繰り返すものの、
気が付くとガイドに氷がつくようになり、指はかじかんで…
つ・釣れない!  明日があるさ・・・


ホテルに入って、湯につかって、アメマスと自分に乾杯!
食事を終えて売店で地酒をゲット「純米吟醸今金」!
心地の良い疲労感と合わせて・・・そして朝7時までぐっすり…

さぁ! 今日もアメマスが待っている~!! とカーテンを開けた窓の外は… 
ん? 白い?!! 

そういえば天気予報は真冬日で風雪が強いと言っていた… 当たるねぇ~!
それでも2月に比べれば何てことないさ! まぁ、行ってみようか~

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しかし!!こんな感じ!… おまけに北からの強風!
諦めきれずに30分ほど、うろうろしたものの、男はあきらめも肝心さぁ~!
と言い聞かせて帰路につく。

一日中ロッドを振り回して、数は出なかったものの、いい魚も相手をしてくれた。
何よりも一日中ロッドを振り回した後に、いい湯と旨い酒、そして久しぶりの熟睡!
また、次の出会い向けて意欲が湧いてくる、疲れを癒すことができた時間であった。



新たな出会いを求めて…  

最高気温が5℃を超える日もあり、いよいよ春シーズンの到来!です。
多分、彼の川のアメマスはボクを待っているはず! 
だけど… 気持ちも… 身体も… 両方とも… 前に進もうとしない・・・

そうだ! 小樽の向こうの川にもボクの好みのあの娘たちが、3月には待ってくれて
いるという噂を聞いたことがある!! あそこなら60km~70km位だから・・・

気だるい身体に…「必ず、いい出会いがあるさ!」と言い聞かせて行ってきた 
初めての川は青空の下で歓迎してくれました!!

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橋の上から見ると同じ釣りをする方々が、上下に4人ほどいらっしゃいました。
しかぁ~し!! よくよくみると…川から足場まで1メートルはあるんじゃないか!!
ど・どうやって上げて、写真撮って・・・リリースするんだ~! う~ん!?

この反対側にウェーディングしてキャストしている方がいたが・・・
隣に入れるほどのスペースは… ない、ないねぇー!

しばらく様子を見てましたが誰のロッドを曲がらない。
水面も水鳥が潜水する波紋しか起こらない…

でも、いい空気だな~!気持ちいいな~!やっぱり川はいいな~ 

珍しくもウェーダーを履くこともなく、ロッドを継ぐこともなく・・・ 
帰路についたのでした。
こりゃあ… 相当疲れてるかなぁー…


本日のひと花は…もうすぐ姿を見せてくれる… 福寿草CIMG0338.jpg
アイヌ語で 『チライアパッポ』
チライは『イトウ』…絶滅が危惧される魚へんに鬼と書いて イ ト ウ 
アパッポは『花』。イトウがたくさん遡上して来る頃に咲く花ということです。
その昔、この花が満開になる頃、アイヌの人たちが丸木舟で川に棹をさせば、
イトウが邪魔で川底に届かないほどであったとか…

イトウでは無理でも、いつの日かアメマスで溢れる川になってほしいですねぇ~ 

釣りに行けない日に・・・  

ここに来て仕事に追われ体力・気力も湧かないだけでなく、予想最高気温も
プラスは期待できませんからインドアフィッシャーマンになっていました・・・
朝7時に家をでて22時とか23時の帰宅が続いて…


お待ちどうさまでした~ 久し振りに本日のひと花…  
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蝦夷紫陽花 エゾアジサイ   以前にアップしたのとは少し趣が違うでしょ…  ブルーというより水色ですね・・・花びらは4枚です。 山中に咲く可憐な姿に、ついつい足を止めて見入ってしまいます 


そして花の次は、とても面白いというか不思議なショットをご覧あれ・・・
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何で俺はこんな所でこんな格好してるんっだろ~  って言っているような…
何見てんだよ~!って言っているような…

某ダム湖にて遡上して来たわけではなく、釣った後の写真撮影後に相当慌てて逃げようとしたのでしょうネ・・・



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